iPhone14シリーズを比較してみる。

Apple

こんにちは。Appleギークのmasato(@masatoiphone1)です。

次第に昼が短くなり、秋の風を感じるこの季節。いかがお過ごしでしょうか。

さて、日本時間の9/8深夜、最新のiPhone14シリーズが発表されました!

今年のイベントテーマは「Far out」画像にはAppleが仕掛ける新たなテクノロジーのヒントがある…?

新たに発表されたiPhoneは全部で4種類です。何が進化したのかを見ていきましょう。

1. 全体の進化ポイント

Phone14全体に共通の進化ポイントは、大きく2つあります。

①衝突検知機能の追加

まず一つ目は衝突検知機能。自動車を運転中に万一衝突事故に遭遇した場合、新たに搭載された高重力加速度センサーによって衝突を検知し、iPhoneが自動で緊急通報してくれます

Appleによれば、100万時間分の運転データと衝突事故データを元に作られた独自のアルゴリズムをもとに、正確に事故の発生を検知できるようになったとのこと。

②衛星通信機能の追加

2つ目が衛星通信機能です。キャリア回線やWi-Fiが届かないエリアで緊急事態に見舞われた時に、iPhoneが衛星の場所を検知して緊急通報メッセージを送ることができるようになります。利用可能エリアは米国・カナダの2カ国のみで、日本では利用できません。しかし関係ないと諦めるのは時期尚早です。Appleは衛星通信機能をGlobal Star社が保有する衛星通信を使って実現していますが、日本でもGlobal Star社とKDDIがタッグを組んで2022年度内での実現に向けて進めているとの噂があります。当局の許可を得られれば、そう遠くない将来日本でも衛星通信機能を利用できるようになるかもしれません。

2. iPhone14(無印)

残念ながら、iPhone14は旧モデルiPhone13(無印)から大きく進化した点はありません。カメラ性能の進化、バッテリーの進化を除けば、SoC(スマートフォンの脳みそ)も「A15 Bionic」とiPhone13と同一のものが搭載されています。GPUは4コアから5コアへと増えているため厳密に言えば少し進歩しているものの、体感できる変化はあまり期待できないでしょう。価格は税込119,800円から。

3. iPhone14 Plus

今回から新たにラインアップに加わったのがiPhone14 Plusです。SoCはA15 Bionicと変わりませんが、ディスプレイが6.7インチとPro Maxと同一のサイズ感にアップ。Proほどの性能はいらないけれど、大きな画面が欲しいユーザー向けに仕上がっています。また、特に注目したいのはバッテリー持ち。iPhone14 Plusは26時間(ビデオ再生時)とiPhone13(無印)から7時間もアップしています。大画面で長くiPhoneを利用したい方には、おすすめできるデバイスとなっています。価格は税込134,800円から。

4. iPhone14 Pro

今回最も進化したデバイスは、間違いなくiPhone14 Proでしょう。従来からユーザーの不満の種だった画面上部のノッチがついになくなり、Android端末と同様にパンチホールが採用されました。パンチホールは横長の楕円形となっています。そして、新たに導入されたのが「Dynamic Island」と呼ばれるUIです。直訳すると「動く島」となりますが、長方形のパンチホールがまるで通知センターの一部であるかのように機能する新システムには、久々に胸が高鳴った方も多いのではないでしょうか。Appleだからこそなし得るハードウエアとソフトウエアの統合、といった感じですね。SoCは4nmプロセスのA16 Bionicを採用。5nmを継続利用するだろうという事前のリーク情報をいい意味で裏切りました。カメラは4800万画素のイメージセンサーを搭載。従来の4倍の性能に進化し、光学ズームや以前からiPhoneが苦手としていた暗所撮影でもより鮮明な一枚を撮影可能になっています。また、ディスプレイの輝度が2000ニトと従来の2倍に。強い日差しの下でも問題なく使えそうです。Androidでは一足先に搭載されていた常時点灯ディスプレイにもProモデルのみ対応しています。また、地味な変化ですが、Bluetooth5.3にもProモデルのみ対応しています。同時に発表されたAirPods Proのアップデート次第で、いよいよLE Audioやロスレス再生に対応するようになるかもしれません。価格は税込149,800円から。

5. iPhone14 Pro Max

Proモデル全体の進化は先述の通りですが、Pro MaxはProの機能をそのままに画面サイズが6.7インチになっています。バッテリー持ちも29時間(ビデオ再生時)とProモデルより6時間も長く、充電を気にすることなく使い続けることができるでしょう。164,800円から。

6. まとめ

私が薦めるものは、間違いなく大きな進化を遂げたProシリーズです。私は既に公式ストアでポチってしまいました(笑)進化に乏しいiPhone14(無印)を買うことは正直お勧めしません。型落ちして安くなったiPhone12かiPhone13を買いましょう。

今回の発表をみて感じたのは、高価格帯であるiPhone Proシリーズに誘導したいAppleの意図です。iPhone14(無印)は目新しい進化が少なく、正直がっかりした方も多いでしょう。一方で最新のテクノロジーはほぼProモデルに投入されており、高価格帯の魅力を一層高めることでProシリーズに触手を伸ばすように仕向けられているように感じました。決して悪く言っているのではなく、少し手を伸ばせばより良い体験ができる、というAppleの絶妙なマーケティングに感服しているのです。とはいえ、目下急激な円安に見舞われている日本では端末価格の高騰を強く感じます。円安が落ち着き、適正価格でiPhoneが手に入る時代に戻るといいなぁ。みなさんは見送りか購入か、もう決めましたか?

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