こんにちは、masato(@masatoiphone1)です。
みなさんが使っているiPhoneはどのシリーズですか?
11?12?まだまだ6現役じゃい!という強者もいるかもしれませんね。
かくいう私はiPhoneXSを4年近く使っています。さすがにバッテリーはクッタクタ。1度Apple正規プロバイダでバッテリー交換しましたが最大容量は再び80%まで低下しており、すぐ瀕死になります。しまいにはFace IDも壊れ、満身創痍といったところ。ん・・・?
iPhone14出るじゃん!!!
そう、先日iPhone14が発表されました。病める時も健やかなる時も共に過ごしたXSとは今生の別れを検討するタイミングがやってきたのです。
今回は私と同様、iPhoneXSからiPhone14への買い換えを検討している方に向けて、進化ポイントを解説していきたいと思います。
iPhoneXS・iPhone14のスペック比較
ではスペックを比較してみましょう。個人的に進化を感じた点をピックアップしてみました。
(今回は画面サイズがXSとほぼ同等のPro、14を比較しています。Plus、Pro Maxは除外していますので、ご留意ください)
iPhone14 Pro | iPhone 14 | iPhone XS | |
ディスプレイサイズ | 6.1インチ | 6,1インチ | 5.8インチ |
ProMotion (可変リフレッシュレート) | ○ | × | × |
常時点灯ディスプレイ | ○ | × | × |
Dynamic Island | ○ | × | × |
衝突事故検出 | ○ | ○ | × |
カメラ画素 | 48MP | 12MP | 12MP |
超広角 | ○ | ○ | × |
望遠 | ○ | × | ○ |
フロントカメラオートフォーカス | ○ | ○ | × |
ナイトモード | ○ | ○ | × |
光学ズーム | 6倍 | 2倍 | 2倍 |
ビデオ再生可能時間 | 23時間 | 20時間 | 14時間 |
SoC | A16 Bionic | A15 Bionic | A12 Bionic |
5G | ○ | ○ | × |
ガラス | Ceramic Shield | Ceramic Shield | ガラス |
耐水性能 | 水深6メートル30分 | 水深6メートル30分 | 水深2メートル30分 |
MagSafe | ○ | ○ | × |
容量(GB) | 128GB〜1TB | 128〜512GB | 64〜512GB |
コントラスト比 | 2,000,000:1 | 2,000,000:1 | 1,000,000:1 |
3D Touch | × | × | ○ |
最大輝度 | 2,000ニト | 1,200ニト | 625ニト |
サイズ | 高さ:147.5mm 幅:71.5mm 厚さ:7.85mm | 高さ:147.5mm 幅:71.5mm 厚さ:7.80mm | 高さ:143.6mm 幅:70.9mm 厚さ:7.7mm |
重量 | 206g | 172g | 177g |
Wi-Fi | Wi-Fi6 | Wi-Fi6 | Wi-Fi5 |
Bluetooth | Bluetooth 5.3 | Bluetooth 5.0 | Bluetooth 5.0 |
衛星通信機能(米国・カナダのみ) | ○ | ○ | × |
LiDARスキャナ | ○ | × | × |
デュアルeSIM | ○ | ○ | × |
一年ごとではあまり目立った進化を感じない時もありましたが、さすがに4世代も進むと着実に進歩していることがわかりますね。以下ではいくつか進化ポイントを解説します。
※あくまでXSと14の比較となりますので、昨年以前のモデルで導入されたテクノロジーも紹介していますことご了承ください。
進化①ProMotionテクノロジー
iPhoneXSでは60Hzだったリフレッシュレートが、14Proでは1〜120Hzの可変リフレッシュレートに進化しています。画面をスクロールしたときの滑らかさや、ゲーミング時の描写能力が大きく向上しています。
進化②常時点灯ディスプレイ
Androidでは先行して導入されていた機能が、ようやくProモデルに導入されました。次世代LTPOディスプレイを採用することで、いちいちiPhoneをタップせずとも、時刻や特定の通知を確認することができるようになります。ポケットに入れているときや画面を伏せている時はディスプレイがオフになるので、電池を消耗する心配もありません。
・・・と言いたいところですが、常時点灯ディスプレイを先んじて導入しているApple Watchで常時点灯ディスプレイを使っていると、バッテリーの消耗(最大容量の減少)がエグいです。短期で買い替えを検討されている方は別ですが、長くiPhoneを使いたい方は、常時点灯ディスプレイは基本的にオフにするのが賢明でしょう。
進化③Dynamic Island
こちらもProモデルのみですが、ノッチが廃止されてパンチホールが採用されたことで生まれた新UI、Dynamic Islandです。通知がホール部分からニュッと出てきたり、ホール部分をタップすれば音楽を操作したりできるようになります。滑らかに挙動するのはAppleだからこそなし得る技といったところ。
Sumsungなどは既にディスプレイ下カメラを導入し、パンチホールの存在すらよーく確認しないとわからない程になっていますが(Galaxy Z Fold4)、後塵を拝するAppleは弱みをハードウエアとソフトウエアの統合によって克服している印象です。
進化④バッテリー持ち
Proモデルでは連続ビデオ再生時間がXS比で9時間(率にして69%!)も増加しています。新品当初のXSを思い出しても結構バッテリー持ちが良い印象でしたが、さらにバッテリー持ちが改善し気にする必要がほとんどなくなりそうです。(出先でビデオを再生しまくるようなハードな使用を想定されている場合は例外ですが、、、)
進化⑤カメラ
カメラは近年のAppleが最も力を入れている点です。画素数はProモデルで4倍の48MP。光学ズームもXSの3倍である6倍まで可能になっています。また、XSを使った写真撮影では夜間の写真がイマイチに感じることも多かったですが、ナイトモードが導入されたことでより鮮明に暗所撮影が可能になります。超広角もXSにはない機能ですね。
進化⑥最大輝度2000ニト
強い日差しの下では少し心許ない(といっても十分明るい)XSでしたが、Proモデルは3倍以上明るい2000ニトを実現しています。ちょっと明るすぎるくらいですね。すごい。
進化⑦5G
ここ数年耳にする機会が多くなった5Gにももちろん対応しています。キャリア各社とも2023年末には人口カバー率90%以上を達成する見込みですので、このタイミングに5Gライフに乗り換えるのはちょうど良いかもしれません。ただし、従来の4G回線とは異なり高周波数帯を利用する5G通信は、屋内に届きづらい性質があります。屋外では5G通信の恩恵があるかと思いますが、室内では従来どおりホームルーターなどWi-Fiに繋いで利用するスタイルを継続することになりそう。
進化⑧Bluetooth 5.3
ProモデルのみBluetooth 5.3に対応しています。同時に発表されたAirPods ProもBluetooth 5.3に対応していたため、いよいよiPhoneでもワイヤレスでロスレス音源を楽しむことができるようになるかもしれません。(イベントではロスレス再生について言及されていなかったため、今後のアップデート次第では、空間オーディオのように突然利用可能になる能性があります)
進化⑨衛星通信機能(米国・カナダのみ)
14シリーズには衛星通信モジュールが搭載されます。これによってキャリア回線が届かない僻地にいても緊急通報が可能になるとのこと。まずは米国・カナダのみでの供用開始ですが、日本でも遠くない将来導入される可能性が高いと思います。(Apple Watch series 5の心電図機能がタイムラグをもって日本でも導入されたように。。。)
進化⑩デュアルeSIM
日本のMNO、MVNOでもようやく導入が進んできたeSIMが2つ同時に使えるようになります。XSは初めてeSIMが使えるようになったモデルでしたが、より容易に通信会社を変更することが可能になります。
iPhone14の退化①3D Touch
ここからは逆に退化したポイントを説明します。
筆者はXSで3D Touchを重宝していました。とくに文字入力時のカーソル移動。しかし11以降では3D Touchは完全廃止。代替手段は用意されているものの(触覚タッチ)、従来の使いごごちが忘れられねえよ・・・という感じになりそうです。
iPhone14の退化②重量
XSの重さは177gであるのに対し、14 Proは207g。ついに200の大台を突破してしまいました。トリプルレンズだし仕方ないですが、軽さを求めるならば14(無印)の172gをお勧めします。逆に言えば軽さ以外で14(無印)を薦める積極的な理由はありません。
まとめ
筆者はiPhone 14 Proを買うことに決めました。やっぱりハードの進化を感じたいのです。14(無印)を買うくらいであれば、機能面で大きく変わらない12、13シリーズを買いましょう。型落ちで安くなっています。なお、ビデオ撮影をするような機会はあまりないので今回の比較ではほとんど触れていません。
いらなくなったXSはどうしよう?
買い替えに伴い、いらなくなったXSは中古買取業者などに売却するのが良いでしょう。
なお、都内家電量販店ではXSを最大29,000円で買い取るサービスを実施していました。

他、難易度は上がりますがメルカリなどのフリマアプリで売却するのも手です。画面割れなどのジャンク品であっても高値で売買されていることがあります。
さいごに
歴史的円安によって過去最高に高価なiPhoneとなったシリーズ14。購入のハードルは上がる一方ですが、家電量販店などでは在庫処分のため型落ちiPhoneを半ばヤケクソの投げ売り価格で購入することが可能な場合もあるようです。自分のニーズに合った適切なモデルを買いましょう。もちろん、最新のクソデカPro Maxを買うのだってアリアリのアリです。
XSを長く愛し続けた皆さん、この機会に14シリーズへの乗り換えを検討してみてはいかがでしょうか。
それでは、さようなら。
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